#My O0u
with YOSHIKO KRIS-WEBB
クリス-ウェブ 佳子の7Daysコーディネート
コラムニストにインテリアデコレーター、ラジオパーソナリティにライター、モデルと多彩な活動で表現することを続けているクリス-ウェブ 佳子さん。ハレの日にも便利な一着から、冬から春にかけて活躍すること間違いなしの〈O0u〉アイテムと私物をMIXして着こなした7Daysコーディネートをお届けします。
PICK UP ITEMS
今回ご紹介する7LOOKで使用した〈O0u〉のアイテムから、クリス-ウェブ 佳子さんのお気に入りをピックアップ。冬から春へと季節が移り変わるスイッチシーズンに欠かせない、ベーシックながらシルエットや素材などディテールにワンポイント効かせたアイテムで、新しい季節を楽しんで。
DAY1
セレモニーシーズンを彩る
便利な3WAYトップス
フリル付きインナーとシンプルなカットソーがセットになったトップスは、3通りの着方が楽しめる優れもの。ハリのある素材でフォーマル見えするだけでなく、シワになりにくく家で洗える嬉しい一着。同素材のスカートを合わせれば、お子さんの卒・入学式シーズンなどのハレの日にもぴったり。
長めの丈とスリットがエッジィなムードをつくりあげるスカートは、コンサバ見えせずお洒落感をキープ。タイトな美シルエットでスタイルアップも叶えてくれる、ベーシックながら計算されたアイテム。
オールブラックでフォーマルにまとめつつ、ボリュームのあるカチューシャと大ぶりアクセで華やかさをキープするのがクリス-ウェブ 佳子さん流。
DAY2
羽織るだけで洒落見えする
ロングジレが春の主役に
モノトーンでシンプルに仕上げたスタイリングの主役は、表面のネップがキュートなツイード調素材のロングジレ。いつものワンツーコーデにさっと一枚羽織るだけで旬顔に変身する逸品は、リサイクルポリエステルを使用してつくられたもの。
ブラック×ブラックと同系色を重ねるときは、質感の異なるアイテムを選んでみて。ふわっと広がるシルエットがポイントのスカートは、ツヤのあるサテン素材をセレクト。軽やかにまとめてくれるので、春から夏にかけても重すぎず◎。
縦長シルエットをつくるロングジレにはボリュームのあるバッグと、キャットアイシルエットのサングラスでクリス-ウェブさんらしい遊び心をプラス。バッグの金具とパンプスのアンクルリングでゴールドカラーをリンクさせ、シンプルなモノトーンコーデにアクセントを。
DAY3
リラクシーなスウェットには
小物使いでスパイスを
クリス-ウェブ 佳子さんが一番のお気に入りと話すこちらのLOOK。セットアップ使いもおすすめなスウェットにウエスタンブーツとキャップでエッジを効かせ、海外セレブのように気の抜けたスタイルを披露。スウェットは100%自然土壌生分解する、綿100%素材。国内にわずかに残った旧式編み機・アズマ編み機を使用し、低速で丁寧に編立したヘビーウエイトの裏起毛素材だから、着るだけでサマになるこだわりのアイテム。
柔らかで肉厚の素材感だから真冬でもあたたかなスウェットは、サイドジッパー付きでシルエットの調整が可能。太めにつくられた紐とボリュームのあるフードと細部にこだわられたデザインが部屋着見えしない秘密。
縦横で染め分けすることで光沢のある玉虫色が楽しめるツイル素材を使用したラペルコートは、撥水・防汚機能付きの便利な一枚。袖を取り外せばジレのように変身するので、春まで活躍すること間違いなし。
DAY4
忙しい日もお洒落を楽しめる
賢いアイテムを相棒に
新生活が始まる忙しい春におすすめなのが、フロントジップを採用したオールインワンとスナップボタンが特徴のシャツ。簡単に着脱可能なうえ、シャツには防シワ加工が施されており、洗濯後のアイロンも不要。時短を叶えるスマートな一着で、ハッピーにお洒落を楽しもう。
シャツはふんわりとボリュームのあるドルマンスリーブで、シンプルながら華やかなムードをつくることが可能。首周りをスッキリ見せてくれるスタンドカラーに映える、大きなピアスはクリス-ウェブさんが最近お気に入りと話す一品。ハートモチーフで大人の可愛らしさを表現して。
仕上げにシンプルなスタイリングに映える、アップルレザーでつくられたスクエアバッグで差し色をプラス。落ち着いたボルドーのカラーがさりげなく、コーディネートを格上げしてくれる。
DAY5
タウンもバカンスにも
1枚で映えるワンピース
やさしい風合いと柔らかさが魅力のボイル生地をたっぷりと使ったワンピース。着ていて心地よい締め付け感のないゆったりシルエットながら袖のギャザーが立体感を演出。どこから見てもサマになる頼れるアイテム。オーガニックコットンで着心地もよく、コーディネートに悩まずお洒落に仕上がる一着は、タウンユースからバカンスまでマッチする万能ドレス。
スキッパーデザインの首もとで程よい抜け感を演出しながら、長めのカフスでアクセントをプラス。そこにクリス-ウェブさんの私物であるリズムよい配色のハート型モチーフのネックレスと、ネオンカラーのバッグでスパイスをオン。
クリーンなホワイトが爽やかなエッセンスとして際立つフィッシャーマンサンダルは、廃棄予定だったりんごからつくられた“アップルレザー”を使用。ベルトデザインで安定感があり、歩きやすさも抜群。
DAY6
定番アイテムは
技ありシルエットで遊びを効かせて
フォーマルにまとまりがちなジャケットスタイルを、カーブを描いたバレルシルエットが特徴のデニムとクリス-ウェブさん私物のサングラスで崩し、トレンド感を演出。国内有数のデニム産地である岡山でつくられたボトムは、11.5オンスとやや薄手でアクティブに動きやすい一着。脇のラインをすこし前に振り、裾にダーツをとった立体感のあるデザインはMYベーシックをアップデートするのに最適。
ジャケットの袖底にさりげなくあしらわれたジップ開閉スリットは、袖を抜いて着こなし可能なひと癖デザイン。インナーとのバランスを楽しむほか、ヘルシーな肌見せスタイルにも挑戦してみて。肩のカッティングがベーシックで終わらないカットソーは、ユーカリの木を原料とした再生繊維リヨセルを使用。やわらかくなめらかな肌触りを追求したこだわりの一着。
オーバーサイズのジャケットとボリュームのあるデニムにはヒール高めのレースアップブーツを合わせ、こなれた印象に。サングラスとバッグのブラウンをリンクさせ、スタイリングを引き締めて。
DAY7
小物と色使いで
セットアップをモードに昇華
ハリ感のある素材感と立体的なフォルム、ドルマンスリーブを採用したリサイクルポリエステル系で編んだ16ゲージミラノリブニットを使用したセットアップを、モードに着こなしたクリス-ウェブ 佳子さん。軽く着心地◎なノーカラーのジャケットセットアップは、合わせるアイテムによってカジュアルからセレモニーシーンにも着用可能。
インナーでビビッドなオレンジを効かせ、スニーカーとカラーバッグでカジュアルダウン。サングラスを合わせれば、きちんと感とカジュアルを両立させた大人の余裕を感じるスタイルの完成。
ジャケットセットアップをコンサバで終わらせない色と小物使いはクリス-ウェブ 佳子さんならでは。冬から春夏にかけてコーディネートに悩む季節の変わり目は〈O0u〉のアイテムを相棒に、毎日のファッションを楽しんで。
PROFILE
クリス-ウェブ 佳子
モデル・コラムニスト。4年半にわたるニューヨーク生活で養った国際感覚と、バイヤーやPRなど幅広い職業経験で培われた独自のセンスが話題となり、2011年より人気雑誌「VERY」の専属モデルに抜擢。ストレートな物言いと広い見識で、トークショーやイベント、空間、商品プロデュースの分野でも才覚を発揮する。2017年にエッセイ集「考える女(ひと)」(光文社刊)、2018年7月にトラベル本「TRIP with KIDS こありっぷ」(講談社刊)を発行。二女の母。
Model:Yoshiko Kris-Webb
Photo:Yuya Shimahara
Hair&make-up:Yumbow
Composition:Lisa