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INSPIRATIONS

2021.10.08 FRI

ECO-FRIENDLY PIONEERS

#13

エコ意識を育む"自然への感謝"

■O0u(オー・ゼロ・ユー)について
2021年3月31日にデビューを果たした、ライフスタイルブランド。サステナブルファブリックにこだわりながら、地球環境へ配慮した製法を見える化し、上質で長く愛用してもらえる商品を企画開発。
 >オンラインショップはこちら
■Me & THE EARTHについて
O0uのオウンドメディアとして、ブランドのフィロソフィーのもと、地球環境に配慮した様々な取り組みや、サステナブルでユニークなライフスタイルを独自取材し、特集を連載していきます。

 

今回は、オーストラリア在住の日本人女性たちが立ち上げた、〈こけびー〉というブランドをご紹介します。プラスチック・フリーをベースに、地球環境のサステナブルを考える団体。ですが、壮大すぎることは提唱せず、“できることから少しずつ”という考えのもと、未来の地球のためになる行動を提案し、多くの賛同を得ています。彼女たちの心構えを見ていると、どこか〈O0u〉にも似ていると感じました。

ちょっとの心がけが、よりよい未来を作る


〈こけびー〉が掲げるモットーは、「“わたしがつくる”小さな循環で、明日の地球を HAPPY に!」。私たちはひとりで地球環境を劇的に改善することはできません。しかし、ひとりひとりが日々の暮らしの一部をほんの少しだけ変えることで、私たちが暮らす地球環境は少しずついい方向へ変わる。そんな思いを多くの人と共有すべく、彼女たちは活動しています。設立は、2016年。立ち上げるきっかけはなんだったのか、共同代表を務める遠藤明日香さんとバトラー佳子さんに聞きました。

〈こけびー〉共同代表を務める、バトラーさん(右)と遠藤さん(左)。お二方とも、オーストラリアはシドニー近郊で暮らしている。写真提供:こけびー

〈こけびー〉共同代表を務める、遠藤さん(左)とバトラーさん(右)。お二方とも、オーストラリアはシドニー近郊で暮らしている。写真提供:こけびー

 

「日本で生活していたときは、正直なんの意識もすることなく暮らしていました。ただオーストラリアに生活の拠点を移した後、日本に帰国すると、あまりにプラスチックやビニールの使用量が多いことに驚いたのです。例えば、トマトを売るにしても、プラスチックトレーに乗りラップがかけられている。お菓子もプラスチックフィルムの袋の中に、さらにプラスチックフィルムの個包装。ただただ驚いたことを覚えています」

なにかできることはないかと、はじめたのが“蜜ろうラップ”の製作。これは食品用ラップの代替品となるもので、オーガニックコットンにミツバチの巣から採れる蜜ろうと樹脂などを混ぜたワックスでコーティングしたもの。手のぬくもりで形を変えられて、どんな食器にも簡単にフィットする便利なものです。

〈こけびー〉が作る“蜜ろうエコラップ”。抗菌作用がある蜜ろうの力で、食材を乾燥から守る。高熱や洗剤に弱い、また肉や魚には不向きとうう点に注意が必要。

〈こけびー〉が作る“蜜ろうエコラップ”。抗菌作用がある蜜ろうの力で、食材を乾燥から守る。高熱や洗剤に弱い、また肉や魚には不向きとうう点に注意が必要。

 

「石油由来製品である食品用ラップは、酸や熱によってプラスチック成分が溶け出し、人体に影響があるという研究結果もある。それも1回限りの使い捨て。

一方で蜜ろうラップは、天然素材。抗菌作用もあり、ぬるま湯で洗えばいつでも清潔に、繰り返し使えます。約1年の使用で寿命を迎えますが、ワックスを付け足して再生することでより長持ちします。便利で、人体にも環境にも優しいサステナブルなものなので、みなさんに使っていただきたいと思っています」

この製品を手がけはじめた当時は、オーストラリアでもあまり知られていない存在でした。日本でも同様です。しかし今では、オーストラリアは郵便局でも手に入るほどポピュラーな存在に。また日本でも徐々に知られるようになっていますが、その手助けとなっているのが〈こけびー〉のワークショップの存在です。

 

“心地よい暮らし”の輪を広げる


「こんなにもいいものをどうやってみなさんに広めていこうかと悩んでいたときに、この蜜ろうラップを使ってワークショップをやりたいと、日本から問い合わせがあったのです」

そこで、それならただラップを作るだけで終わるのではなく、「何故プラスチックが問題になっているのか」「どのように環境に影響を与えているのか」といったこともしっかりと学べる講座をまとめ、ワークショップに組み込もうということに。合わせて、このワークショップを〈こけびー〉と一緒に広めてくれる講師を増やして、彼女たちの想いをもっと世界に広げてもらおう、という構想が浮かび、「KoKeBee認定プラスチックフリー生活アドバイザー」を広く募集したといいます。

〈こけびー〉のワークショップを通じて得た知見を、他の人々に広めてもらい、意識を共有してもらう。こうしたいい循環を作りました。KoKeBee認定プラスチックフリーアドバイザーは現在、日本とオーストラリアを中心に世界で120人が活動しています。

蜜ろうラップを自作できる、DIYキット。パッケージにも石油由来のものを使わず、説明書も付属しない。作り方は二次元コードからWEBにアクセス。

蜜ろうラップを自作できる、DIYキット。パッケージにも石油由来のものを使わず、説明書も付属しない。作り方は二次元コードからWEBにアクセス。

 

「ただ製品を作るだけでなく、地球と人を思う気持ち、活動に共感する仲間や意識の芽を育む。こうして循環の輪を広げ、サステナブルなムーブメントを起こす。こうした活動こそが、大事だと思っています」

なかでも具体的に話を聞いて驚いたのが、蜜ろうを作ってくれるミツバチの存在について。かのアインシュタインが「ミツバチが地球上から消えたら、人類はあと4年生きられるだろうか?」という言葉を残していたことを、教えてくれました。

オーストラリアの養蜂の様子。抗生物質を使わないことを信条にして育てる養蜂家も多いという。写真提供:こけびー

オーストラリアの養蜂の様子。抗生物質を使わないことを信条にして育てる養蜂家も多いという。写真提供:こけびー

 

「ミツバチは作物の70%の受粉を担うなど、環境に与える影響が大きい。彼らは多くのSDGsを達成するのに、欠かせない存在なのです。

そんな小さな生き物が暮らせなくなる環境にはしたくない。そんな思いも私たちが作るエコラップに蜜ろうを使う理由のひとつです。」

養蜂には寄生ダニの問題があり、そのダニを駆除するために抗生物質を使うところも多いとのこと。一方でオーストラリアにはそのダニが存在しないので、抗生物質を使う必要がない。〈こけびー〉が使う蜜ろうは、オーストラリアの養蜂場から採れた、安心安全なものを使っているのです。

 

オーストラリアのサステナブル意識


サステナブルという言葉が広まり、環境意識が高まっている最近の日本。しかし、一過性のブームなってしまっては、元も子もありません。どうすれば環境意識は“普通”のことになるのか。

そのヒントとなるかもしれない、オーストラリアのサステナブル事情についても聞いてみました。

「最初にお話したように、オーストラリアのマーケットでは、野菜や果物は袋にすら入っていません。エコバッグを持つことも、特別なことではない。これが普通なんですよね。もちろん、プラスチックの代替となるものの開発を頑張っている若い人もいます。自治体もクリーン活動に積極的なので、ビーチにはゴミがほとんどありません」

共同代表のふたりは「オーストラリアはどのビーチにいってもいつもゴミがなくてきれい」と教えてくれた。日本も見習いたいものだ。写真提供:こけびー

共同代表のふたりは「オーストラリアはどのビーチにいってもいつもゴミがなくてきれい」と教えてくれた。日本も見習いたいものだ。写真提供:こけびー

 

「こうしたことは、おそらくオーストラリアの人々の中に“自然への感謝”の意識が強いことが影響していると思います。環境によくない!もっと頑張ってエコなことをしよう!と肩肘張っていては、気持ちよく暮らすことができないし、なかなか続かない。でも彼らのように、今ある環境に感謝して、それが続くようにするにはどうしたらいいいかを常に思っていれば、自然と行動や意識に繋がると思います。そういった面を、私たちも見習いたいと思っています」

これまで『Me & THE EARTH』に登場してくれた人たちも言っていたように、やはり地球環境を思うなら、無理なく続けることが大事。そのためには彼女たちの「“わたしがつくる”小さな循環で、明日の地球を HAPPY に!」というモットーも、参考にして大事にしていきたい。〈O0u〉も同じ思いだ。

写真提供:こけびー

写真提供:こけびー

こけびー
instagram/@kokebeebeeswaxwrap
https://kokebee.com
 

INFORMATION

Photo: 正重智生(BOIL)

Edit&Text: 八木悠太

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