PEOPLE
2023.07.13
MY SUSTAINABLE LIFE
#29
Feel Good & Make More Good. Vol.1
2023年7月5日(水)から7月9日(日)までの5日間、「Feel Good & Make More Good.」をテーマに、自然体で心地よく、より良いライフスタイルを提案する場として、O0u 2023Autumn&Winterコレクション展示会を開催しました。
展示会の開催に際し、4名のアーティストとのコラボレーションが実現。O0uの掲げる「自分にも地球にも、素直にまっすぐ向き合う。」というブランドの想いに共感したことをきっかけに、コラボレーションアイテムや展示空間の演出を各々の感性と共にアートとして昇華して表現していただきました。
今回のMe&THE EARTHでは、4名のアーティストの中から、Ryo Kumazaki(リョウクマザキ)さんとJoe Garvey(ジョーガーヴィー)さんのお2人にお話を伺い、
それぞれの活動への想いやO0uとのコラボレーションについて紐解いていきます。
Ryo Kumazaki
―現在の活動を始めたきっかけ/活動への想いを教えてください。
ニューヨークで出会った仲間とデザイン雑誌を創刊・出版したことで、デザインの力を意識しました。
試行錯誤を繰り返す日々を通して、さらにデザインにのめり込んでいったのを今でも覚えています。
―活動を通して何を伝えていきたいですか。
デザインする際には「より良いことを、より良い方法で」ということを常に意識して、なるべくシンプルなデザインをしています。
ニューヨークは人種も様々、ユニークな発想を持ち、フロンティアスピリットに溢れている人が多くいます。
自分らしい生き方や自分のスタイルは変わらず、まるで時代に呼応するかのように柔軟に変化しています。活動を通して、バランスを見定めるためのフレキシブルな思考の大切さを伝えていきたいです。
―将来的に取り組みたいSDGS活動があれば教えてください。
サステナビリティはイノベーションのチャンスだと思っています。
今ある常識を見つめ直し、矛盾を解消するためにアクションしていきたいですね。
自分らしく、シンプルに
―今回、O0uとコラボしようと思った理由を教えてください。
プロダクトを通して、社会貢献できるかの「体験を作っている」という点で興味深いなと思いました。
―コラボに関しての特長やポイントをお聞かせください。
「Feel Good」なコトを見つけ、そしてそこからさらに「Make More Good」というアクションを起こすという連鎖反応を、この言葉で表現しています。
でも、固いメッセージではなく、あくまで、自分らしく、シンプルに、です。
―「環境・社会問題、サステナブルな取り組みについて、興味はあるけどなんだか今一歩踏み出せない...」という読者に対して、メッセージをお願いします。
まずはサステナビリティの答えを見つけようとせず、自分らしいちょうど良さを見つけるのが大事かなと思っています。
Jeo Garvey
―現在の活動を始めたきっかけ/活動への想いを教えてください。
これまでずっとものづくりに関心がありました。大抵の子どもは大きくなるにつれてお絵描きをやめますが、自分はやめるどころかむしろ、彫刻、写真、デザインなど、新たな手法を覚えていきました。
そのため、何かしらのプロジェクトの創作活動を依頼された際は、今作っているものを参考にしながら、それを特別な形にアレンジしながら創っています。
―サステナブルなモノづくりについてどう思いますか。
私は、サステナブルなものづくりにおいて最も重要なのは、質だと考えています。
プロダクトがよく作られていれば、他のファストファッション企業が作るものよりも長持ちするため、本質的にサステナブルである、という考え方を大事にしています。
世界の自然の美しさを自分視点で表す
―今回、O0uとコラボしようと思った理由を教えてください。
今回のプロジェクトは、O0uがシンプルかつ、説得力のある方法でサステナブルな服を作っていたことから、コラボすることを決めました。
また、服のシンプルさが、自分のアート活動の「キャンバス」になりうると思ったことも、決め手のひとつになりました。
―コラボに関しての特長やポイントをお聞かせください。
コラボプロダクトは、これまで作ったものからさまざまな要素を取り出して新たな見え方を模索し、服でユニークに表現したいと思い制作しました。
世界の自然の美しさをどのように見ているのか、私ならではの視点をお届けできればうれしいです。
―「環境・社会問題、サステナブルな取り組みについて、興味はあるけどなんだか今一歩踏み出せない…」という読者に対して、メッセージをお願いします。
今の地球が直面している問題を考えると、圧倒されてしまうこともあると思います。
でも、みんなが小さなアクションを積み重ねていけば、いずれ大きな変化をもたらすことができると信じています。
PROFILE
■Ryo Kumazaki(リョウクマザキ)
2001年にニューヨークに移住。2008年にデザインスタジオ、STUDIO NEWWORKを立ち上げ、様々な出版やデザインプロジェクトに関わり、NYで活躍しているタイポグラファー。今回のコンセプトを象徴するタイポグラフィーを各種アイテムに載せたコラボレーションアイテムを制作。
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/ryo_kumazaki/
■Joe Garvey(ジョーガーヴィー)
ペインティングを中心として、ミニマルでクリーンなテイストのグラフィックやインテリアプロダクトなどを手がけるアーティスト。世界のストリートシーンを牽引する「LQQK STUDIO」にも所属する。今回、自然への畏敬を表現するひまわり、月、花で構成されるグラフィックをシャツに施してコラボレーションアイテムを制作。
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/joegarvey_/