PEOPLE
2024.7.4.THU
MY SUSTAINABLE LIFE
#39
自分のためが地球のために
ライフスタイルではナチュラル志向でサステナブルな情報を発信する活動として「EF.(イフ)」を設立。様々な媒体で「エコフレンドリー」な自身の取り組みを紹介しているSONYAさん。
今回は、そんなSONYAさんについて詳しく伺い、今後取り組んでいきたいことや、サステナブルに対する“想い”を紐解いていきます。
心地よいと感じる日々を過ごす
――現在どのような活動やお仕事をしていますか。
ファッションモデルです。他にもインスタグラムでエシカルな選択を提案したり、ワークショップを開催したりしています。
――今後、活動やお仕事を通して何を伝えていきたいですか。
決して見た目が華美であることが美しいのではなく、無理をしたり背伸びしたりせず、自分が"心地よい"と感じる日々を過ごすことが、心身ともにヘルシーで美しいということを伝えていきたいです。
自分のため=地球のため
――サステナブルを取り組み始めたきっかけは何でしょうか。
6年前の大阪府北部地震で、物がたくさん落ちてきたことをきっかけに、持っている物を減らそうと思いました。
ひとつひとつ大切にできるものを選びたいと考えていた時に、友人からプラスチックの身体への害について教わり、勉強を始めました。
そこで、プラスチックが地球にも害があることを知り、自分の身体のために気をつけることが地球にも良いことに繋がるということを知りました。
―― SONYAさんの考える「サステナブル」とは何でしょうか。
自分の身体と地球への思いやり。
無理をせず、自分が心地良いと思えることを日々の生活に取り入れること。楽しんで、1日でも長く続けることがサステナブルだと思います。
―― サステナブルな取り組みを行ったことでご自身の心境の変化や、周りの変化などありましたら教えてください。
自分たちは地球に住ませてもらっている、地球という大きな家をシェアしているんだという感覚を持つようになりました。
2歳の娘から「なんでアリさんここに居るの?」と聞かれても、ここはアリさんのおうちでもあるんだよ、とシンプルですがそのように答えています。
家族が買い物に行っても洗剤など、少しでも環境負荷の少ないものを買ってくれたりするようになりました。それが私たちの生活の中で"いつものやつ"になったんだなあと実感する場面です。毎日使うものや自分のためになるものをひとつでも変えるだけで自分にも地球にも貢献していることになります。縛りを作らず、臨機応変にその時の地球に対してできるベストな選択や行動をできるようにしています。
――SONYAさんに一番合うサステナブルな取り組みは何でしたか。
キッチン回りの用具の更新です。自分の口に直接入るものと考えると、イメージしやすく取り組みやすかったです。
特に大きく変化を感じたのはマイタンブラーとマイストローを持ち歩くことです。オーディションの合間の時間をカフェで過ごすことが多かったり現場で紙カップを使用したりすることが多い職業なので、折りたためるマイタンブラーとマイストローを持ったことでかなりゴミを減らせたとおもいます。
もしも、自分の選択が少しでも未来を良くするのなら
――インスタグラムで発信活動をしている「EF.(イフ)」のコンセプトを教えてください。
ecofriendlyのefとifをかけて、もしも、自分の選択が少しでも未来を良くするのならをコンセプトにしています。
EF.のモットーは、「完璧じゃなくて良い。無理せず、楽しく、出来ることを継続する!」です。
――EF.ではどんな活動をしていますか。
エシカルライフに興味を持つきっかけになってもらえたら、という想いから、インスタグラムでエシカルなアイテムの紹介をしています。
自分たちが特におすすめする折り畳みタンブラーとステンレスストローにはオリジナルのロゴを入れてもらって販売し、その売り上げを寄付しています。
――このEF.を通してどんな人に、何を伝えたいですか。
どんな人でも、今日の買い物から変えられることがある。大きなことをしなくても、自分ひとりの日々の選択であなたにも出来ることがあると知って欲しいです。
そして、"我慢"をするのではなく、気分があがるような可愛くて使いやすいアイテムがたくさんあることを知って欲しいです。
――活動を通してよかった、嬉しかったエピソードなどがありましたら教えてください。
今度○○を買い替えたいんだけど、良いの知ってる?とか、インスタグラムで載せてたあれにしてみるね!と言ってもらえると、役に立てているんだなと嬉しくなります^ ^
ワークショップで作ってもらったミツロウラップを、使ってくれている写真をUPしてくれたり、ハゲてきたんだけど…と相談をして貰えるのも、使ってくれているんだなと嬉しく感じる時です^ ^
楽しみながらサステナブルの選択肢を増やす
――今回、O0uの依頼を受けようと思った理由を教えてください。
O0uさんの展示会にお邪魔して、取り組みを知っていたからです。
また、カメラマンのまりこちゃんは同い年で、上京前に一度作品撮影でご一緒した時はお互い若くて。30代になった私たちだとどんな写真になるんだろうとワクワクしたのもあります。
――O0uに対してどのような印象をお持ちですか。
サステナブルな循環に誠実に真っ直ぐに向き合っている。ブランドがスタートしてすぐに展示会にお邪魔したことがあるのですが、どんどん新しい学びを取り入れてより良くできるよう努力しているブランドさんだと感じています。
――O0uと共感する部分があればどんなところか教えてください。
いま、この瞬間を楽しみながら、地球にも想いを馳せる。そんな軽やかな生き方が、かっこいいし、世の中のふつうになる。私たちは、そんな未来を目指します。というところです。
我慢をするのは、いつか嫌になるだろうから良くないと思っていて。楽しみながらできる選択肢がもっともっと増えると良いなと思っています^ ^
――reliefO0u 2nd collectionでは環境活動家としても世界的に知られているアーティスト・ビョーク氏のフォトプリントを施したコレクションを展開し、今回着用いただきました。ビョーク氏や楽曲などに関して、ご自身のエピソードや想いがあれば教えてください。
ビョークはモデルをやっているときに似ているといわれて初めて知りました。
眉毛がコンプレックスでしたが、ビョークは、愛されている人だと思うと、嬉しいし、親近感がわきます。
――今回着用いただいたアイテムに関して、感想やコーディネートのポイントをお聞かせください。
この夏自分が着たいコーディネートです。パンツもO0uですが、楽で気持ち良いのにデザイン性があります。
自分が可愛いと思って着ている服が実はサステナブルで妥協しないで着られるし、話のきっかけになるのは嬉しいです。
――「環境・社会問題、サステナブルな取り組みについて、興味はあるけどなんだか今一歩踏み出せない…」という読者に対して、メッセージをお願いします。
完璧じゃなくて全然良い。
たったひとつでも、今日からでも、あなたにも出来ることがありますよ♡
PROFILE:
モデル・EF.ファウンダー 大阪出身 山や畑など緑に囲まれた地域で育つ。
ネイティブ・アメリカンをルーツに持ち、エッジの効いた独特の存在感でクリエーターからのお声掛けを多くいただき、ファッション撮影を数多くこなす。
ライフスタイルはナチュラル志向でモデルの中島沙希と共にサステナブルな情報を発信する活動としてEF.を設立。様々な媒体で「エコフレンドリー」な自身の取り組みを紹介している。
Instagram:SONYA https://www.instagram.com/s_sonyaaaaa/
INFORMATION
SONYAさんも出演している“relief O0u”特設ページ公開中:https://o0u.com/collections/reliefo0u-2nd