PEOPLE
2024.7.18.THU
MY SUSTAINABLE LIFE
#41
地域や身近なところに根差す
夫婦そろってご出演いただいた飯田夫妻。
夫の利教さんは美容師、フォトグラファー、ビデオグラファー、デザイナー。妻の景子さんはデリサラダやスイーツのテイクアウト専門店を経営し、夫婦でたくさんの人を喜ばせる活動をしています。
今回、そんなお二人について詳しく伺い、サステナブルに対する考えを紐解いていきます。
視点を変えて見ると気がつくサステナブル
――現在どのような活動やお仕事をしていますか。
利教)美容師、フォトグラファー、ビデオグラファー、デザイナーなどをしています。
景子)地産地消を取り入れた、デリサラダやスイーツのテイクアウト専門店を経営しています。
――今後、活動やお仕事を通して何を伝えていきたいですか。
利教)みんなが幸せになるようにという思いで仕事をしています。少しでも幸せな気持ちになってくれたら嬉しいです。
景子)食の楽しさや大切さを伝えていきたいです。また、地元地域の活性化などに貢献出来たら良いなと思っています。
――利教さん、景子さんの考える「サステナブル」とは何でしょうか。
利教)「サステナブル」という言葉に対してあまり意識していないけれど、この年齢になってくると勝手にそういう生き方になっていると思っています。例えば若いころは食べることができていたものが食べられなくなってきて、自然と体に優しいものを食べるようになったり、職業柄様々な人と接しているので人を思いやることが当たり前になったり。気が付いたらサステナブルな生き方をしていたと思います。
景子)夫の提案で、車庫という小さな場所を活用してお店をスタートしました。そんな小さなお店でも皆さん足を運んでくれます。視点を変えて様々な物事を考えることもサステナブルに繋がっていくと思います。
――サステナブルな取り組みを行ったことでご自身の心境の変化や、周りの変化などありましたら教えてください。
利教)普段の生活では当たり前かもしれないけれど、「お互いを想う気持ち」が大切だと感じています。それがまわりまわって、自分にも周りにもより良く影響していくと思います。
景子)お店を始めたきっかけで地元の農家さんや地域の活動を知ったり参加したりする機会が増えました。
自分らしさがお互いの刺激に
――利教さん、景子の考える「自分らしさ」とは何でしょうか。
利教)自分らしさよりも、その場の空気感で「らしさ」を変化させています。そのおかげで柔軟になんでも対応できるようになったと思います。
景子)自分の本当に大切な物を見極めることと、いつも自分自身の心の声に耳を傾ける事です。
――ご結婚をきっかけに、ご自身のライフスタイルや考え方においての変化はありましたか。
利教)妻とは、性格が真反対で、色々な考え方を学べるので、いつも参考にしています。
景子)好奇心旺盛で行動的な夫には常に刺激をもらっています。 一緒にいる事で生活の視野が広がります。
喜んでもらうことが原動力
――利教さんの美容師・フォトグラファーになった、目指したきっかけを教えてください。
利教)美容師ブームがきっかけです。笑 フォトグラファーは、美容専門学校が東京だったので街中のオシャレな人に声をかけて写真を撮りたいと思い始めました。
――お客様と関わる中で嬉しかったエピソードなどありましたら教えてください。
利教)どんなことでも喜んでいただけると嬉しいです。
仕事をする中での原動力は「誰かに喜んでもらいたい」なので、喜ばせることのできる今の職業ができていることが嬉しいです。
――現在の職業を行う中で、サステナブルに通ずる部分があれば教えてください。
利教)自分がやっていることは、全てサステナブルなのかなと思います。持続可能なことをやらないと答えもでないと思います。
地域愛が地域貢献へ
――THE VEGE SiaCO(ザ・ベジ・シァコ)のコンセプトを教えてください。
景子)身体と心に優しい食事を手軽に摂ってもらいたい。小さなSiaCO(車庫)から沢山の栄養とワクワクお届けしたいというのがコンセプトです。
――お店を開こうと思ったきっかけを教えてください。
景子)コロナ禍でも食について携わり、無理なく、低リスクで続けていきたいと考えて、今のお店の形となりました。
――現在活動しながら取り組んでいるサステナブルなことがあれば教えてください。
景子)小さいお店だから出来る、食品ロスの削減、地域の声を聞き寄り添う。また、ある食材からメニュー設定をし、売り切れるような個数を設定して販売を行っています。お客様のニーズにあった設営を心がけているのでそれが長く通ってもらうためのgive&takeに繋がっていると思います。
無理なく行動に意味を持って過ごす
――relief O0u 2nd collectionでは環境活動家としても世界的に知られているアーティスト・ビョーク氏のフォトプリントを施したコレクションを展開し、今回着用いただきました。ビョーク氏や楽曲などに関して、ご自身のエピソードや想いがあれば教えてください。
利教)ビョークは、祖国を大切にしながらも、他国も大切にする人情深いかただなといつも感銘を受けています。
――今回着用いただいたアイテムに関して、感想やコーディネートのポイントをお聞かせください。
利教)普段からO0uの服を愛用していて、今回の企画の服に合うようにO0uの私物アイテムでスタイリングしました。relief O0u 1st collectionのカーゴパンツは、プリントTシャツとも相性が良いのでお気に入りのスタイリングになりました。
景子)普段はタイトスカートが多いけど、今回O0uのワンピースをトップスの下に着用していてフレアなシルエットが新鮮でかわいいです。
――今回、O0uの依頼を受けようと思った理由を教えてください。
利教)O0uができた当初から服を買っていて、ずっと応援しているブランドだから依頼をお受けしました。
景子)夫が愛用しているのを知っていたので興味がありました。
――O0uに対してどのような印象をお持ちですか。
利教)デザイン性、着心地、価格帯全て好きです。素材がよく、日焼けもしないし、機能性抜群の素材を使ったシリーズがあるなど、美容師の自分にぴったりなアイテムばかりです。環境に優しいこともいいことですが、それ以上に着る人に優しいブランドだと思っています。
景子)オシャレなのに使いやすさや機能性にとても優れている印象です。
――O0uと共感する部分があればどんなところか教えてください。
利教)自分のライフスタイルと合っていて、 ガンガン着ても長く愛用できるところです。スタイリングに時間を掛けなくても、ただ着るだけで簡単にコーディネートが完成するところも気に入っています。
景子)オシャレはしたい。だけど着やすさ洗いやすさを重視したいママ世代にピッタリです。
――「環境・社会問題、サステナブルな取り組みについて、興味はあるけどなんだか今一歩踏み出せない…」という読者に対して、メッセージをお願いします。
利教)大きく考えてしまうと動きづらいので、まず無理なく自分範囲でできることからが大切かと思います。
景子)生活の中で一つ一つの物事や自分自身の行動に意味を持って過ごすことが、自分にできる第一歩と思います。
PROFILE:
飯田利教 CIRCUS by BEAUTRIUM 店長 フォトグラファー ビデオグラファー デザイナー
1981年福島県白河市生まれ
1999年日本美容専門学校 フォトグラファーの活動も始める。
2001年BEAUTRIUM 入社
2007年CIRCUS by BEAUTRIUM設立
店長、BEAUTRIUMマネージャー兼任 美容師(Hair&Makeup)、フォトグラファー、ビデオグラファー全てにおいて 国内外の撮影(CM、PV、雑誌など)、国内外の撮影、コンテスト多数受賞歴あり。
Instagram:https://www.instagram.com/toshinori_iida
飯田景子 THE VEGE SIaCO代表 料理家
美容師を経験後、料理の道に転職。 某料理教室と自宅で料理講師として活動。 現在はデリサラダやグルテンフリーのスイーツなどを販売するテイクアウト専門店の経営やレシピ提供をメインに活動中。 美容師に通ずるデザインやスタイリングを『食』に組み込み、枠に縛られない『作り上げる』というカテゴリーで幅広く活動を試みている。
Instagram:https://www.instagram.com/keiko_iida_
https://www.instagram.com/the_vege_siaco
INFORMATION
利教さん、景子さんも出演している“relief O0u”特設ページ公開中:https://o0u.com/collections/reliefo0u-2nd