PEOPLE
2024.5.16.THU
MY SUSTAINABLE LIFE
#36
当たり前から明るい未来を
現在妊婦ライフを楽しみながらヴィンテージショップの運営をしているMichelleさん。過去にはヴィーガンの経験があり、地球環境についても勉強されてるそうです。
今回は、そんなMichelleさんについて詳しく伺い、等身大の考えやサステナブルに対する“想い”を紐解いていきます。
楽しく自分を好きになる
――現在どのような活動やお仕事をしていますか。
“BEBE(ベベ)”という移動式のヴィンテージショップを運営しています。
主にパリから買い付けており、実際に現地に行ってアイテムを目で見てから買い付けをしています。
――今後、活動やお仕事を通して何を伝えていきたいですか。
洋服を着飾ることの楽しさ、自分自身を好きになる気持ちなどを、体験を通して伝えていきたいです。
――今回、O0uの依頼を通してどのような印象を持ちましたか。
O0uは大きな会社のもとでサステナブルに関して声を上げてやっていることが、すごいという印象を持ちました。
洋服を扱うという同じ業種の立場として、アパレル製造などの裏側も勉強しましたが、労働環境の悪さや環境汚染、大量廃棄など、地球や人々に対しての現状があまりにもひどいと感じていました。
洋服を買わない、作らないが一番良いとは思いますが、おしゃれはドキドキやトキメキがあってのものだと思うので、私はヴィンテージを扱い、現地に直接行って楽しく、自分を好きになるような運営をしています。
――O0uと共感する部分があれば教えてください。
「長く使う」という部分で共通する部分があると思います。私はヴィンテージショップの運営をしているので洋服を長く着用する取り組みを自然とやっていますし、自分自身が普段選択する服もヴィンテージが多いです。
O0uは流行りにとらわれないデザインや素材を採用して一着を長く着用する取り組みをしているので、その部分で共通していると思います。
未来への投資
―― Michelleさんの考える「サステナブル」とは何でしょうか。
これから生まれる予定の赤ちゃんの未来への投資です。
2年くらいヴィーガンをしていたり、環境について考えたりすることがあったけど、知れば知るほど、お先真っ暗で落ち込んでしまう時がありました。でも、自分に合ったペースで考えて行動していけば良いと思っています。
―― サステナブルを学んだことでご自身の心境の変化や、周りの変化などありましたら教えてください。
サステナブルを学んだことで、子供たちが大人になった時に地球はあるのかなと思うくらい、環境問題が深刻で、無責任に産んでも大丈夫なのかな?と思ったりもしました。
子共たちには多様性のある社会で生活してほしいし、住みやすい世界になっていることを願っているので、今私たちがサステナブルを考えることが子供たちへの投資になって、今は変わらなくても何年後かには変わっているのではと思います。
――現在行っているサステナブルな取り組みは何ですか。
ペットボトルなどもよくないとされていて、マイボトルを持とうというような風潮だけど、それが悪なのではなく、ちゃんとリサイクルに出せば生まれ変わるし、意識を少しでも変えるようにしています。
あとは、CO2排出量ゼロの再生エネルギーで人にも環境にも優しいエシカルな電力会社「みんな電気」と契約をしています。サステナブルやエシカルな選択がしやすい社会になってきているので、無理をしてやるのではなく、気軽に取り入れながら生活しています。
当たり前を続けていく
――パリと日本のサステナブルへの考え方の違いを感じたことがあれば教えてください。
フランスはスーパーに行ったとき、エコバックは絶対必要で、忘れたら数百円するショッパーを買わないといけません。今回持ってきたバッグもフランスで買ったものです。
洋服屋さんとかも袋がなく、抱えて歩いている人がたくさんいます。
市民にどこまで行き渡っているかわかりませんが、国や行政の取り組みは進んでいると思います。
――日本でできることは何だと思いますか。
私自身は、敏感になりすぎると生きづらいし、疲れちゃう。子育てするとなると、さらに大変なので、今までの当たり前を続けていこうと思っています。
地産地消のものを選ぶなど、できることをしていきたいです。
国産のものを選んで日本に還元することもサステナブルなことかなと思います。
同じ想いが集まってチームに
――今回のロゴシリーズで思うことがあれば教えてください。
アメリカだとサステナブルなファッションがおしゃれという認識で、それを発信していけるなら良いと思います。
O0uを着ていることがおしゃれになったらいいですね。
声に出さないと伝わっていかないし、声に出せない人は想いを表現したり掲げていかないといけないからアピールをすることは大切です。その手段としてロゴという形で表現して身に着けることは大切だと思います。
海外には日本のようにマタニティマークはなくて、自分から妊婦だから席を譲ってほしいとか自己申告してアピールしていかないといけません。
日本はマイノリティに対して自己アピールをあまりしない国だけど、言っていかないといけないし、ロゴシリーズを身に着けることで自己主張できる機会になると思います。
ここから共感する人が集まって強いチームになっていけたら良いですね。
PROFILE:
1994年生まれ、京都府出身。2015年からビームスのショップ店員として活躍。退職後、2019年に移動式ヴィンテージショップ「Blanche Market」を設立。独立後、2021年に「BÉBÉ」を立ち上げ、主にヨーロッパのヴィンテージを自ら買い付け販売している。
INFORMATION
Michelleさんも出演している“relief O0u”特設ページ公開中:https://o0u.com/collections/reliefo0u-1st