2023年8月にご結婚された熊井友理奈さんと大須賀崇さん。

二人での取材撮影は今回が初めてだった熊井さん、大須賀さんご夫妻。今回お二人について詳しく伺い、サステナブルに対する考えを紐解いていきます。

楽しむことで輝く

――現在どのような活動やお仕事をしていますか。

熊井）モデルとしてファッションショーや広告に出演しています。タレントとして京都宇治観光大使等の活動、テレビ神奈川「カナフルTV」という番組のレギュラーリポーターを務めています。

元々、Hello!Projectに所属しアイドル活動をしていたので、今でも定期的にファンクラブイベントなども開催しています。

大須賀）国内外で企業やブランドの広告やカタログ、ファッションショーなどでモデルの仕事をしています。

――今後、活動やお仕事を通して何を伝えていきたいですか。

熊井）なにごとも楽しむことが大切だということを伝えたいです。誰かのパワーや元気の源になれていたら嬉しいです。そして、これまでHello!ProjectやBerryz工房の応援をしてくださっていた方々に私なりの形で恩返しが出来たらなと思っています。

大須賀）様々なチャレンジをする事で、挑戦する前よりも自分の人生が有意義に感じたり、輝かしく思えることを伝えていけたらいいなと思っています。

――熊井さま、大須賀さまの考える「サステナブル」とは何でしょうか。

熊井）日常の一部だと思います。今では当たり前のように「サステナブル」という言葉をさまざまな場所で聞くようになり、誰もが知っている言葉だと思います。

ですが、私自身もまだまだサステナブルについて勉強不足な部分が多いです。もっと身近な部分で取り入れられることはいっぱいあると思うので、少しずつ勉強していけたらと思います。

大須賀）身近なファッションの観点で言うと、洋服や身の回りのものひとつひとつに愛着を持ち、長く大切にしていくことだと考えています。

――サステナブルな取り組みを行ったことでご自身の心境の変化や、周りの変化などありましたら教えてください。

熊井）友人や周りの方がどんなサステナブルなアイテムを使っているのか気になったり、お洒落なアイテムもたくさん増えているので、まずは自分の好きな洋服からもっと積極的に取り入れたくなりました。

変えたことで、今すぐ目で変化が分かることではないですが、小さい積み重ねが未来に繋がると思うので、少しずつ心がけていきたいです。

大須賀）たくさん物を買わなくなるので浪費が少なくなり、年齢を重ねても好きでいれるような物を購入するようになりました。履いている革靴も手入れを続けながら８年ほど愛用しています。

――当日お持ちいただいたエコアイテムについて、気に入っている理由やエピソードなどがありましたら教えてください。

熊井）よく愛用しているグリーンのエコバッグは大きさのわりに大容量なところが気に入っています。黒いエコバッグはコンパクトに折りたためるので、ミニバッグを持つときも持参できることが嬉しいポイントです！ほかにもたくさん集めています。

大須賀）僕が好きなスターウォーズのキャラクターが水筒にデザインされているのですが、妻が旅行のお土産で買ってきてくれた物で、大事に使っています。

未来への“挑戦”

――熊井さま、大須賀さまの考える「自分らしさ」とは何でしょうか。

熊井）子ども心を忘れず何事も楽しむこと！です。

大須賀）仕事でも趣味でも興味があるものに無我夢中で打ち込むことができるところでしょうか。

――「自分らしさ」を持つことでよかったと思うエピソードがありましたら教えてください。

熊井）大人になると何事も受け身になりがちで消極的になることもあるかと思いますが、子どもの頃のチャレンジ精神旺盛でどんな事にもわくわくする気持ちは大人になった今こそ大切にすべきことなのかなと、最近考えるようになりました。

大須賀）海外のコレクションへの挑戦では、そういった自分らしさも相まってか、簡単に諦めずにオーディションに臨めました。

積み重ねから生まれる物語

――熊井さまは高身長が素敵ですが、ご自身の身長にまつわるエピソードや、想いがあれば教えてください。

熊井）昔は高身長がコンプレックスでしたが、この身長のおかげで憧れていたモデルのお仕事もさせていただいているので、今ではチャームポイントになっています。

高身長だとお洋服の丈が足りないことが多いのが悩みのひとつでしたが、トールサイズのお洋服を作らせていただいたこともあり、貴重な経験をすることができました。

今後も同じ悩みを抱えている高身長女性の励みになれたら嬉しいです。

――大須賀さんのご回答の中に「挑戦」という言葉をよく拝見しました。今挑戦したいことや、エピソードを教えてください。

大須賀）モデルの仕事は、最初は始めるつもりで始めた仕事じゃなかったんです。

だから漠然としていて、なりたい像もなかったんですが、最初に立てた目標が、“海外でコレクションに出ること”でした。1年後に出るためにはいつまでにこれをやってとか、1歩ずつ頑張っていこうと日々挑戦していたんです。

たくさんの人がいろんなことに挑戦すると思いますが、たとえそれを叶えれなかったとしても、挑戦している

“姿勢”がすごくかっこいいと僕は思うし、だから周りに応援してくれる人がついてくる。

僕自身も、挑戦している時に周りの人がサポートや後押しをしてくれているのを、すごく体感しました。

実際に海外でコレクションに出るまで頑張れたのは、ずっと応援してくれた方達がいたからだし、挑戦してなかったとしたら1年間普通に過ごしていたかもしれない。1歩1歩の歩みで明日の自分をより良くしていくことをいつも心掛けているから、“挑戦”という言葉を大事にしています。挑戦も、小さいことでも、目標をもって取り組んでいく、継続の積み重ねが何かに繋がっていくと思います。

――ご結婚をきっかけに、ご自身のライフスタイルや考え方においての変化はありましたか。

熊井）特に大きく変わったことはありませんが、楽しいことも辛いことも分け合える安心感のある存在です。

これからどんな未来に一緒に向かっていくのか、楽しみが増えました。

大須賀）結婚前も今もですが恥ずかしながら未熟者でして、仕事柄、自分自身と向き合う時間が長く、意識が自分自身へ向いていることが多かったと思います。結婚後はお世話になった方々へ何を返していけるかを考える時間がより多くなり、関わってくれている方々に少しでも楽しい時間を過ごしてもらえたらなと思うことが増えました。

小さな一歩から大きな一歩へ

――relief O0u 2nd collectionでは環境活動家としても世界的に知られているアーティスト・ビョーク氏のフォトプリントを施したコレクションを展開し、今回着用いただきました。ビョーク氏や楽曲などに関して、ご自身のエピソードや想いがあれば教えてください。

熊井）失礼ながらこれまでビョークさんについてあまり詳しくなかったのですが、今回のお話をきっかけにとても興味が湧きました。独特でメッセージ性のあるプリントはとても存在感があり惹きつけられます。

大須賀）中毒性がある楽曲やmusic videoのオリジナリティあふれる世界観が素敵なアーティストだと思っています。

――今回着用いただいたアイテムに関して、感想やコーディネートのポイントをお聞かせください。

熊井）メッセージ性のあるO0uのTシャツをベースに、普段の私をお届けしたいと思って普段着を意識してコーディネートしました。

夏はよく、太いデニムにスニーカーの合わせをするので、最近買ったばかりのスニーカーを今日おろしたてで履いてきたのと、ゴールドとシルバーのアクセサリーをミックスしてつけるのが好きなので今日もミックスしてつけてきました。それと夫とお揃いの時計をつけてきていて、時計のベルトとスニーカーをブラウンでリンクさせました。

大須賀）黒のTシャツを主役に、いつも履いている黒のショートパンツを合わせました。朝、雨が降っていたので防水の黒のスニーカーを履いてオールブラックコーデでまとめました。

――今回、O0uの依頼を受けようと思った理由を教えてください。

熊井）O0uのマーケティングディレクターの坂田さんには昔から大変お世話になっており、展示会にも何度もお邪魔させていただいているお気に入りのブランドなので、今回オファーをいただき参加させていただきました！取材当日も、私服でO0uのお洋服を着てきました。

大須賀）妻がよく洋服を着用していて、以前シャツを借りた事があります。度々会話の中でも挙がるブランドだったので、私でよければ是非といった経緯でした。

――O0uに対してどのような印象をお持ちですか。

熊井）ユニセックスのアイテムが豊富で丈が長めのアイテムが多く、高身長女性にはとても嬉しいブランドです！

O0uのシャツはシワになりにくいのでとても重宝しています。

大須賀）妻が着用していたシャツを僕が着られたように、性別問わず着用できるアイテムが魅力的だなと思いました。シンプルなデザインは様々なファッションのジャンルに落としこみやすいので幅広い層に愛されそうなブランドだなと感じました。

――O0uと共感する部分があればどんなところか教えてください。

熊井）ここ最近はシンプルで長く使えるアイテムを選ぶようになり、O0uはその条件にぴったりで好みなアイテムも多く、自分の好きなテイストとマッチしています。

大須賀）私は自然が多い環境で育ってきたので、自然が大好きです。地球環境に配慮した活動をしているO0uの取り組みにはとても共感しています。

――「環境・社会問題、サステナブルな取り組みについて、興味はあるけどなんだか今一歩踏み出せない…」という読者に対して、メッセージをお願いします。

熊井）私もサステナブルについてはまだまだ知らないことだらけなので、少しずつ小さなことから取り組むことが明るい未来に繋がるのかなと思います。まずはO0uの洋服に触れることをオススメします！

大須賀）どんな小さなことでもみんなで取り組んだら大きくなります。未来に生きる地球上の生き物のためにもあなたの力が必要だと思います。難しく考えすぎず、環境問題へ自分なりに意識を向けてみることでも何か変わると思います。私もそうしていきます。